初心者でも育てやすい植物 ー エアープランツ
ちょっと風変わりにも見える植物、置いてあるだけのような植物、それがエアープランツです。そんなエアープランツは、初心者でも育てやすい植物です。
エアープランツは必ずしも、根は「土から」水や栄養を吸収しないと生きられない、というわけではありません。エアープランツの多くの品種は、土が無くても育つというのが、大きな特徴です。
地に根を張る習性を持たないという点では、植物の中では少しばかり、異端児的存在とも言えるかもしれません。
ですが、岩石や樹木などをはじめ、どこにでも着生してくれる愛嬌のある植物です。
お世話は霧吹きでの水やりだけ
今まで植物を育てた経験がない人でも、エアープランツなら育てやすく、お世話があまり難しくありません。
水やりは、霧吹きなどで「シュシュッ」と、週に2～3回吹きかけてあげれば大丈夫です。
このように、エアープランツは初心者でも育てやすいので、手を掛ける時間があまり無くても何か栽培してみたい、という人には気軽にトライできるおすすめの植物です。
インテリアとしても飾ることができるー エアープランツ
インテリアの一部として、気に入ったスペースに可愛く、或いはクールに、雑貨などでアレンジして置いてあげると、一段とおしゃれな部屋になるのではないでしょうか。
初心者にオススメのエアープランツ ー イオナンタイオナンタ
それではここで、初めてエアープランツを育ててみたいと考えている人に、初心者でも栽培しやすい品種の一つとして、チランジア・イオナンタをご紹介します。
学名：ティランジア・イオナンタ・イオナンタ（Tillandsia ionantha var.ionantha）
品種：銀葉種
産地：中南米
小型の愛らしい草姿が人気で、開花時には葉色が赤色になったり、黄色になったりと色彩が変わるのも魅力の一つです。イオナンタとは「スミレ色」という意味で、筒状で咲く花の色が紫色であることから名づけられています。
チランジア・イオナンタは、エアープランツの中でもポピュラーな種類と言えます。耐寒性や耐暑性はやや強いほうですが、直射日光は苦手で、でも明るい場所が好きです。
そしてチランジア・イオナンタは、時に、花を咲かせることもあります。開花の予兆としては、葉の先が赤や黄色などに変色してくるので、それがサインとなります。葉が広がっている中央部分から、花柄が伸びて行き開花します。
咲き終わると、変色した葉は、また元の葉色に戻るという神秘的なところも、魅力の一つと言えるでしょう。
たくさんの品種があるエアープランツ
そのほかにも、エアープランツには実に700～1000種と言われるくらい様々な品種があります。自分好みの形を選んで、育てるのも楽しいかと思います。
新生活が始まるこの時期に、また少し植物を育てたいなという方はぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
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